1週間ほど前に保護したので状態をみてほしいという主訴で来院しました。
モルモットに二匹です。

体を見てみると、白いフケのようなものが動いているのがわかりました。
セロテープでくっつけて顕微鏡でのぞいてみてみると、

虫が動いているのがわかります。

これはシラミという生物です。

基本的はモルモットに寄生するシラミは人にうつることはありません。

しかし痒みを伴いますので治療が必要です。

この子たちはシラミを倒す薬(レボリューション)を投与して一週間後の再検査となりました。

一週間後顕微鏡の検査ではシラミは検出されなくなっていました。
しかし飼い主さんの希望もあり、念の為別の薬(アドボケート)も追加で投与しました。

シラミはわずかに動きますが、顕微鏡で見ないと正体は分かりません。
モルモットが耳や背中をよく掻く、かさぶたがある、脱毛があるなどの症状がありましたら当院までご相談ください。
ただし、シラミはノミやダニほど痒くはないので症状が出ないこともあります。
今回のように飼い始めた時の状態が不明のときは動物病院で一度身体検査をしてもらうことをお勧めします。