ウサギにフケが見られるのはなぜ?
ウサギの皮膚にフケが目立つようになると、飼い主さんとしてはとても心配になりますよね。
実は、ウサギにフケができる原因はさまざまで、単なる乾燥だけでなく、皮膚病や寄生虫、栄養バランスの乱れなどが関係していることもあります。
ここでは、ウサギのフケの主な原因について詳しく解説します。
【原因1】皮膚の乾燥
冬場やエアコンの効いた室内では空気が乾燥しやすく、ウサギの皮膚も乾燥してフケが出やすくなります。
また、シャンプーのしすぎや不適切なブラッシングも皮膚を刺激し、角質が剥がれてフケになることがあります。
【原因2】ダニなどの寄生虫
ウサギに多いのが**ツメダニ(ケモノダニ)**などの寄生虫による皮膚炎です。
これらのダニは皮膚に寄生し、かゆみや炎症、脱毛、フケを引き起こします。
特に首や背中、肩のあたりに白っぽいフケが目立ちやすいのが特徴です。
【原因3】真菌(カビ)感染
**皮膚糸状菌症(リングワーム)**と呼ばれる真菌感染症も、フケや脱毛の原因になります。
円形に毛が抜けたり、皮膚が赤くなったりする場合は注意が必要です。
【原因4】栄養不良や食事の偏り
ウサギは繊維質を豊富に摂ることで腸内環境を整え、健康な皮膚や被毛を維持しています。
ペレットや野菜ばかりで牧草が不足すると、ビタミン・ミネラルが偏り、皮膚が乾燥してフケが出やすくなります。
【原因5】ホルモン異常や基礎疾患
高齢のウサギや、腫瘍・内分泌疾患がある場合も、ホルモンバランスの乱れから皮膚の代謝が悪化し、フケが多くなることがあります。
まとめ|フケを見つけたら動物病院で診てもらいましょう
フケが少し出ている程度なら、湿度管理やブラッシングの見直しで改善することもありますが、
フケが大量に出る、かゆがる、脱毛や赤みがある場合は動物病院での診察をおすすめします。
寄生虫や真菌は人にうつる場合もあるため、早めの診断・治療が大切です。
ウサギの皮膚トラブルが心配な時は、いつでも当院にご相談ください。