うさぎのネザーランドドワーフ 7歳 未避妊メス

息切れがするという主訴で来院されました。

レントゲンを撮影したところ、おなかの中に異常な構造物が存在しました。

また、触診でも、ゴツゴツと硬いものがおなかの中に触れたため、

腹腔内に腫瘍があることを疑い試験開腹を行ないました。

結果「子宮平滑筋肉腫」という悪性の腫瘍でした。

ここからは手術画像です、苦手な方は閲覧を控えるようにお願い致します。

子宮の腫瘍は加齢とともに増加することが多く、6歳で発生率が80%に

なるという報告もあります。

避妊手術をすることでそのような病気に罹患するリスクは避けることができます。

もちろん、全身麻酔での手術となりますので、うさぎさんにとってリスクはありますが、

今後長生きしてもらうためにも避妊手術は大切な事だと思います。

手術は成功し、無事退院となりました。

その後の病理検査で子宮平滑筋肉腫と診断されました。

抜糸も終了し元気に過ごしています。